ハイジの気持ちがよくわかる

問題のあるレストラン五話を見て、思わず泣いてしまって、
旦那に、えっ、そこ泣くとこ?と、突っ込まれた。

 ヤスケン演じる女装好きのゲイ・几ハイジ。
色んなタイプの女子が集まるなかで誰よりも女らしく、繊細。バラエティーに出てくるニューハーフの人のように道化に徹することもない。わざとらしいオカマ言葉やオーバーリアクションもない。演じてるヤスケンは男らしい顔と体格なんだけど、それがあまり気にならず、むしろモデルや海外の人ならこんな女性もいるよね…と思えてくるから不思議。それくらい女であることが自然、

ハイジは、パティシエの腕があるにもかかわらず、ゲイであるがゆえに雇ってもらえない。
だけど、訳ありの女たちが働くレストランで働くことになった。
彼女のつくるデザートは美しく、お客さんの評判も上々。
ある日、直接、お礼を伝えたいとホールに呼ばれる。
固辞する彼女。

強引に引っ張りだされ、
挨拶をする。

大きな体をちいさくし、
お客様の目は見れず、
うつむき、
小さな声で、
業務的にかしこまった挨拶をする。


ほんとの姿がばれないように。
でも、ばれてるのはわかってる。
消えてしまいたい、見られたくない。

無理だ。

ならば、せめて、
これ以上、恥をさらさないように。
笑われないように、指をさされないように。
大人の対応をする。
涙をこらえて。心を殺して。なにも感じないようにして。
この場が早く終わるように願いながら。

下を向いてた彼女に届いたのは、
拍手、拍手、拍手。

天をあおぐ。
涙がこぼれそうになる。

この拍手は、料理への称賛。
それ以上でも以下でもない。
 
お客様も、それ以外の他意はないだろう。
 
でも、それがどんなに嬉しいことか。
ゲイというだけで、職につけなかった。
笑われてきた。
 
ただ一人のパティシエとして、評価をうけられた。
私を私のままで受け止めてもらえた。
わたしはここにいていい。

 
寒いけれど、夜空がきれいなレストランで、
彼女はやっと、
お客様の顔を見ながら、
心からの言葉を述べる。
 
ハッピーバレンタイン!


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